高齢出産ガイド TOP ⇒ 妊婦の病気 妊娠悪阻

妊娠悪阻

悪阻(おそ)というのは、いわゆる「つわり」のことを指す言葉です。普段通りに生活を送れないほど病的につわりの症状が悪化してしまうと、妊娠悪阻であるという診断が下されます。発症率は全妊婦の1%程度ですが、発症してしまった場合は治療や入院が必要になってきます。

つわり自体は妊娠初期に起こる症状で、つわりが起こることによって妊娠を知る方も多いかと思われます。症状などは吐き気・嘔吐を繰り返すもので、この時、普通の吐き気であると勘違いし「全部吐いてしまえば気持ちよくなる」と誤った対策を取ってしまうと、妊婦の体力は一気に疲弊してしまいます。つわりにおいては、むしろ吐くのを我慢して早々に診断を受けたほうが良いのです。

妊娠悪阻にまでなってしまう場合、かなり重度の脱水症状が進んでいるはずです。初期のつわりの際に吐きすぎてしまった場合はなおさらで、早急に入院治療が必要となるでしょう。ビタミンB1の欠乏によって運動失調などを引き起こすウェルニッケ脳症を発症してしまう場合もありますので、早期治療が必要です。

つわりそのものが生死に関わることはまずありませんが、妊娠悪阻となると話は別です。放置しておけば体力は消耗していくばかりで、治療を受けなければ改善の余地はみられません。輸液・ビタミン剤の補給が必要となりますので、一般家庭においての治療では不十分です。母子の両方を救うためには、早期に入院治療を行うことが必要となります。


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